FRB

理事選任遅れれば利上げ加速も イエレン氏退任

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷

 【ワシントン清水憲司】米連邦準備制度理事会(FRB)は20日、来年2月に予定されるパウエル次期議長の就任に合わせ、イエレン議長(71)が理事職も退任すると発表した。議長交代後も理事として残ることもできたが、20日付でトランプ大統領宛てに辞表を提出した。FRBは主要メンバーの退任表明が相次いでおり、後任人事が遅れれば、今後の金融政策運営に影響しそうだ。

 イエレン氏は辞表で「米経済が金融危機後、しっかり改善したことをうれしく思う」と、8年を超える景気回復を振り返った。危機の震源だった金融機関についても「10年前に比べ金融システムはかなり強くなった」と指摘した。議長退任に伴い2024年1月まで任期が残る理事職も辞め、パウエル体制への移行を円滑に進める考えだ。

この記事は有料記事です。

残り346文字(全文677文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月