カヌー薬物混入

「クリーンな日本」失墜 連盟落胆

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 2020年東京五輪の出場を争うカヌーのトップ選手がライバルの飲料に禁止薬物を混入させてドーピング違反に追い込む前代未聞の不祥事が9日、発覚した。日本は過去の五輪でドーピング違反がない「クリーンな国」を旗印に招致を実現したが、記者会見した日本カヌー連盟の古谷利彦専務理事は「長年積み上げてきたスポーツの美徳を著しく失墜させた」と落胆した。

 「私の至らない点や弱い部分のために……」。連盟の聴取に対して禁止薬物を混入した鈴木康大(福島県協会)は繰り返したという。昨年の世界選手権でも日本代表で周囲に慕われていた「ヤスさん」が7歳年下の小松正治(愛媛県競技力向上対策本部)のボトルに禁止薬物を混入した悪質な行為にスポーツ界は驚きが広がった。

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