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人里に出没するシカやクマなど野生動物を山へ戻すことなどを目的にドングリ類など広葉樹林を育てる兵庫県の事業が、シカに食い荒らされる事態が頻発している。2016年度までの11年間に整備した137カ所(318ヘクタール)のうち、2割で生育不良が判明した。野生動物と共生する森を守ろうと、県は再植林事業を設け、地元住民もパトロールに奔走している。
野生動物の生息地作りのための広葉樹植林は、国が06年度に森林・林業基本計画に盛り込んでいる。県も同年、県民緑税などを財源に、スギ・ヒノキの人工林を伐採した後にミズナラやブナなどの広葉樹を植えたり、広葉樹林を間伐して成長を促したりする事業を始めた。
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