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カンヌ映画祭便り

毎年5月にフランスで開催される「カンヌ国際映画祭」の模様を随時お伝えします。

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カンヌ映画祭便り

第10日 世界最大規模の映画見本市も曲がり角か

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カンヌ国際映画祭の会場内で開かれた見本市「マルシェ・ドゥ・フィルム」の日本ブース。日本映画の海外での上映を目指してアピールする=フランス・カンヌで2018年5月12日、小林祥晃撮影
カンヌ国際映画祭の会場内で開かれた見本市「マルシェ・ドゥ・フィルム」の日本ブース。日本映画の海外での上映を目指してアピールする=フランス・カンヌで2018年5月12日、小林祥晃撮影

 カンヌ国際映画祭も残すところあと3日。公式上映はまだ続きますが、会場内で開かれていた映画の見本市「マルシェ・ドゥ・フィルム」は一足早く、17日に閉幕します。

 「マルシェ・ドゥ・フィルム」はマルシェ(市場)の名の通り、映画の売買をする場です。世界の配給会社、宣伝会社などはここにブースを設け、自国の作品をアピールします。また、海外の作品を買い付けるバイヤーは、ヒットしそうな作品を探し、商談を進めるのです。

 多くの映画祭は、映画の売買をする場でもあるのですが、カンヌのマルシェは世界最大規模で、近年は約1万2000人の関係者が参加しているそうです。マルシェにはバイヤー向けの試写室も30カ所以上設けられ、期間中、計1400本もの作品が上映されています。

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