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2011年に福岡県粕屋町で起きた飲酒運転事故で、高校1年の長男(当時16歳)を失い、飲酒運転撲滅を目指して講演活動を続ける福岡市東区のNPO法人代表、山本美也子さん(50)の1000回目となる講演会が18日、熊本市であった。悲しみのどん底に突き落とされた日から約7年半。愛息に誓った飲酒運転撲滅の強い決意は今も変わらない。
この日の講演は熊本市の熊本県警察学校であり、山本さんは「被害者遺族の心はガラスのように壊れやすいけれど、たくさんの真心や思いやりで少しずつガラスが厚くなることを覚えていてほしい」と若手警察官約100人に語りかけた。自身も祖父を交通事故で亡くし、高校時代に山本さんの講演を聴いたことが警察官を志すきっかけになった平井美穂巡査(22)は「一人でも多くの人に飲酒運転をしないよう呼びかけたい」と誓った。
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