北海道地震

「ふっこう割」旅行代金補助など 政府支援策

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地震による土砂崩れに巻き込まれた建物=北海道厚真町で2018年9月6日午前8時32分、本社機「希望」から佐々木順一撮影 拡大
地震による土砂崩れに巻き込まれた建物=北海道厚真町で2018年9月6日午前8時32分、本社機「希望」から佐々木順一撮影

 政府は28日、北海道胆振(いぶり)地方を震源とする地震の被災地に対する支援策をまとめた。観光業の復興を促すため、北海道内の旅行料金を1泊最大2万円補助する「北海道ふっこう割」を実施するなど、今年度予算から予備費153億円を充てる。

 ふっこう割は、ツアー旅行を対象に、日本人(ビジネス客を除く)は3泊まで、外国人観光客は5泊まで、料金の最大7割の補助が適用される。また、停電で搾乳ができなかったことにより乳房炎を患った乳牛の治療支援など、被害を受けた農林水産業や中小企業の支援策も盛り込んだ。台風被害で外国人観光客への情報提供が遅れた教訓を踏まえ、政府観光局が運営するコールセンターの体制も強化する。

 安倍晋三首相は28日に首相官邸で開いた北海道地震などの関係閣僚会議で「2020年に外国人旅行者数を4000万人とする目標の達成に向け、安全、安心な日本を改めて海外に向けて発信していく」と述べた。

 政府は同日、北海道の地震と台風19、20、21号に伴う豪雨の被害をいずれも激甚災害に指定することを閣議決定した。【川辺和将】

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