露国防相

日本の要請受け、北方領土演習取りやめ

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
河野克俊・統合幕僚長(左端)と会談するショイグ露国防相(右端)=モスクワの露国防省で2018年10月8日、大前仁撮影
河野克俊・統合幕僚長(左端)と会談するショイグ露国防相(右端)=モスクワの露国防省で2018年10月8日、大前仁撮影

 【モスクワ大前仁】ショイグ露国防相は8日、ロシア軍が9月中旬に実施した大規模演習「ボストーク(東方)2018」の際、北方領土で演習を行わなかったのは日本の要請を受けたからだと説明した。モスクワを訪問中の河野克俊・統合幕僚長から表敬訪問を受けた際に語った。河野氏も「北方領土を訓練地域から外したことを評価したい」と応じた。

 ショイグ氏は河野氏に対し「日本の武官をオブザーバーとしてボストーク2018に招いたのだが、誰も出席しなかったのは残念だ」と指摘。そのうえで「日本が提案してきたから(北方領土を含む)クリル諸島(千島列島)で演習しなかった」と述べた。河野氏は北方領土が訓練地域に含まれる恐れがあったことからオブザーバーを派遣しなかったと説明しながらも、ロシアの対応を評価した。

この記事は有料記事です。

残り256文字(全文596文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月