AI活用に倫理的ルール 政府年度内とりまとめへ

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 政府は13日、有識者会議を開き、人工知能(AI)活用の基本原則の素案をまとめた。「公平性、説明責任、透明性の原則」など7項目からなる。世界各国で進むAIに関する原則作りをリードするのが狙いで、年内に素案を公開して意見を募り、年度内にも決定する。

 この日開いた「人間中心のAI社会原則検討会議」(議長・須藤修東大教授)で、基本原則の素案を議論。AIを使用するうえで基礎となるデータの公平性などについて意見を交わした。

 AIは過去の膨大なデータを入力して最適な答えを導くが、入力データに偏りがあると差別的な結果を生む可能性がある。例えば、就職採用にAIが活用された場合、過去に採用された人材に男性が多いと女性が不利になる恐れがある。

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