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理研チーム、切っても元に戻る物質開発 温度によって硬くも軟らかくも

針を刺しても水が漏れない新開発のポリマー製の袋=理化学研究所提供

 切っても元通りにくっつき、温度によってゴムやプラスチックみたいになる――。そんな不思議な「ポリマー」を開発したと、理化学研究所のチームが7日付の米科学誌に発表した。安く簡単に大量合成でき、侯召民(こうしょうみん)・理化学研究所グループディレクターは「さまざまな使い方が可能で、幅広い産業応用が期待できる」と話す。

 ポリマーは有機化合物を何重にもつなげた構造を持つ物質。今回、独自開発した触媒で、有機化合物のエチレンとアニシルプロピレンを合成した。

 このポリマーは空気中や水中、酸、アルカリ溶液の中など、さまざまな環境下で強い自己修復性を持つ。切って切断面を合わせると約5分で元通りに。袋にして水を入れ、針で刺しても穴がすぐにふさがるので水は漏れない。

 さらに、別の有機化合物を作用させ、形状記憶のような性質を持たせることにも成功した。お湯などにつけ温度50度で変形させて室温に戻すとそのまま固まり、また50度に戻すと変形前の形になる。このポリマー内で活発に運動している分子の相互作用で、こうした性質が生まれるという。【酒造唯】

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