キモい展 不思議な魅力 懸命な姿、いとおしく

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オオゲジやオオムカデなど「気持ち悪い」虫たちに見入る来場者たち=仙台市青葉区で2019年4月5日午前11時25分、遠藤大志撮影
オオゲジやオオムカデなど「気持ち悪い」虫たちに見入る来場者たち=仙台市青葉区で2019年4月5日午前11時25分、遠藤大志撮影

 クモやゴキブリ、カエル……。グロテスクで見た目が気持ち悪い世界の生き物を集めた「キモい展」(実行委主催)がJR仙台駅前の商業施設イービーンズ(仙台市青葉区)で開かれている。会場前には行列ができるほどの盛況ぶり。一体、何がそんなに魅力的なのか。怖いもの見たさでのぞいてみた。【遠藤大志】

 「ぎゃー」。薄暗い展示室に入ると、さっそく悲鳴が響いた。最初にお目見えするのは、水槽に入った大量のゴミムシダマシの幼虫。通称「ミールワーム」だ。うねうねとうごめく様子は気持ち悪いが、なぜか何度も見てしまう不思議な魅力があった。

 この展示会では「気持ち悪い生き物(アニマル)」を「キモアニ」と表現。水生生物、陸生生物、虫の三つの展示ゾーンに約30種類のキモアニを展示している。水槽の中でひしめき合うアフリカツメガエル、ヤモリなど両生類・爬虫(はちゅう)類のほか、ヤスデなどの節足動物、海外産のゴキブリといった昆虫類も充実。誰でも自分が一番苦手な生き物を見つけることができるラインアップだ。

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