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梅雨に高い脱水症リスク

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遊びの途中で麦茶を飲む保育園児=東京都港区のポピンズナーサリースクール広尾で、大沢瑞季撮影
遊びの途中で麦茶を飲む保育園児=東京都港区のポピンズナーサリースクール広尾で、大沢瑞季撮影

 <くらしナビ ライフスタイル>

 各地で気温が上がり、汗をかきやすい季節。子どもは大人に比べ、脱水症を起こしやすい。水分補給をする際に気をつけたいポイントを専門家に聞いた。

 ●異常気づきにくく

 東京都世田谷区の公園で小学2年の長女(7)とボール遊びをしていた母親(43)は「水筒を持ち歩いているけれど、遊びに夢中になって自分からは飲まない」と漏らした。「声を掛けて飲ませるようにしているが、足りているのかどうか不安」。長女は昨年5月、学校で脱水症になって倒れたという。母親は「登校時や授業中にも汗をかくようだが、子ども自身は異常に気づかないみたい」と心配する。

 熱中症の搬送者を減らそうと活動する医療関係者らでつくる「教えて!『かくれ脱水』委員会」のメンバーで、済生会横浜市東部病院小児肝臓消化器科の十河(そごう)剛副部長は「子どもは体重に占める体液の割合が7~8割あるが、皮膚や呼気から失われる水分も多く、入れ替わりが激しい。適切に水分を補わないと脱水症になりやすい」と話す。身長が低いので、地面からの照り返しによる熱の影響も受けやすい。子どもは汗っかきとい…

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