レスリング

伊調、五輪V5黄信号 世界選手権切符逃す 川井姉妹の夢前進

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世界選手権の代表をかけたプレーオフの女子57キロ級で伊調馨(奥)を攻める川井梨紗子=埼玉・和光市総合体育館で2019年7月6日、宮間俊樹撮影
世界選手権の代表をかけたプレーオフの女子57キロ級で伊調馨(奥)を攻める川井梨紗子=埼玉・和光市総合体育館で2019年7月6日、宮間俊樹撮影

 レスリング女子で五輪5連覇を目指す伊調馨(35)=ALSOK=が6日、埼玉県和光市で行われた世界選手権(9月、カザフスタン)57キロ級代表を懸けたプレーオフで、2016年リオデジャネイロ五輪63キロ級金メダリストの川井梨紗子(24)=ジャパンビバレッジ=に敗れ、代表入りを逃した。世界選手権でメダルを獲得した選手は来年の東京五輪代表に内定する。川井梨は62キロ級の妹の友香子(21)=至学館大=とそろっての五輪切符獲得に前進し、伊調の五輪出場は厳しくなった。【倉沢仁志】

 6分間の熱戦を制した川井梨はセコンドに付いた友香子と笑顔で抱き合った。先に世界選手権代表入りを決めていた妹に続いて切符をつかみ、レスリング一家の「姉妹で五輪」の夢はまた一歩、現実に近づいた。

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