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周南ゆかりの戦没画学生・久保克彦の評伝「輓馬の歌」 おいの木村さん /山口

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好きな道に進めなかった時代を生きた若者を知ってほしい

 周南市ゆかりの戦没画学生・久保克彦(1918~44年)の青春を描いた評伝「輓馬(ばんば)の歌」を、克彦のおい、木村亨さん(82)=奈良市在住=が出版した。2007年に自費出版した評伝を若い読者向けに書き改めた。木村さんは「自分の好きな道に進めなかった時代を生きた若者がいたことを知ってほしい」と話している。【大山典男】

 克彦は、俳人・久保白船(1884~1941年)の次男として平生町佐合島で生まれた。白船が子供の教育のためにと移り住んだ徳山駅付近で育った。旧制徳山中を卒業し東京美術学校(現東京芸術大)に入学。1942年に繰り上げ卒業で陸軍に入り、44年7月に中国で戦死した。

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