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/38 将棋 山崎隆之八段 面白い将棋追い求め /大阪

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「将棋フォーカスに出ているときは、パチンコには行きづらくなった」と笑う山崎隆之八段=大阪市福島区の関西将棋会館で、新土居仁昌撮影
「将棋フォーカスに出ているときは、パチンコには行きづらくなった」と笑う山崎隆之八段=大阪市福島区の関西将棋会館で、新土居仁昌撮影

山崎隆之八段(38)=大阪市在住

 集団での研究を嫌い、独創的な指し回しで相手を幻惑する超個性派。プロ22年で棋戦優勝は8回を数え、今年3月まで4年間務めたNHK・Eテレ「将棋フォーカス」の司会で全国区の人気棋士になった。だが、「棋士人生をマラソンにたとえれば、折り返し点という甘いものではない。かなり後半だと思っている」と苦悩を吐露する。意外な弁に驚くが、誰もまねのできない勝負術で、どう乗り切っていくか。

 スマートなイケメン。しかし、どこか古風なにおいも醸し出す。中学時代、広島から大阪に出てきて、森信雄七段の自宅で住み込みの内弟子を経験した。当時としても相当珍しかった。「独身だった師匠はヒゲがぼうぼうで、仙人のような風貌でした」

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