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親知らず(親不知)は、口内の一番奥に位置する歯で、正式には「第三大臼歯(だいきゅうし)」と言います。名前の由来には諸説ありますが、昔の人は寿命が短く、親知らずが生えてくる頃には既に親がいなくなっていたからだと言われています。
もともと親知らずのない人もいますが、親知らずの生えてくる場所が不足し、骨の中に埋まったまま出てこなかったり、横や斜めに向いて生えてきたりすることが多くあります。生え方や埋まり方によっては不潔になりやすく、細菌に感染して歯ぐきが腫れやすい状態になります。
ひどくなると顔が腫れ、痛みが強くなり、口が開けにくくなることもあります。また親知らずのまわりに膿(うみ)がたまり、悪化すると喉や首まで炎症が広がり入院加療が必要になる場合もあります。このような場合は、化膿(かのう)止めや痛み止めで炎症がおさまったあと、抜歯するほうがよいと考えます。
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