金田正一さん死去 カーブ、天井から落ちてきた 184センチ、長身武器に 元巨人内野手・黒江透修さんの話

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 巨人でプロ1年目だった1964年、国鉄での最後のシーズンだった金田さんと対戦した。長嶋茂雄さんから聞いていたが(184センチの)長身から繰り出すドロップ(縦のカーブ)は天井から落ちてくるようだった。初対戦で4三振した長嶋さんは、その後の対戦で大根切りのような打ち方で本塁打を打ったそうだ。長嶋さんは「それぐらい極端な練習をしないとだめ」とよく言っていたな。

 キャンプなどでは、宿舎でよく鍋を振る舞っていた。投手10人くらいで囲んでいたが、時には「おい、食え」と誘ってくれた。鶏を丸ごと入れてぐつぐつ煮るから、だしが出てすごくおいしい。大勢でわいわいしながら食べていた。今、こんなに豪快な選手はいないね。

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