- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
南魚沼地域で膨大な昆虫を標本にしてきた、南魚沼市六日町在住の衣料品店経営、清水守さんが今年6月、79歳で亡くなった。チョウ類、トンボ類、セミ類など標本箱は大小94箱あり、南魚沼地域のほぼ全ての昆虫を採集したと言われるほど貴重な資料だ。【板鼻幸雄】
清水さんが昆虫採集に興味を持ったのは中学1年生の時。市内の開業医から昆虫標本を褒められたことがきっかけだったという。高校を卒業後、父親が創業した衣類・寝具を扱う「シミズ商店」で家業に精を出した。
その傍ら、趣味の世界にも興味を持ち、昆虫採集にますます没頭していった。仕事の合間を見つけ、早朝や夜間など昆虫を追い求めた。採集した昆虫には1枚ずつ標本ラベルを付ける。縦横1センチ×1・5センチほどの白い紙に、採集した年月日、採取者、採取場所を記入していく作業も楽しんだ。
この記事は有料記事です。
残り698文字(全文1056文字)