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環境省によると、テーブル状サンゴの群生地として知られる田辺湾周辺では昨年1~2月、寒波と暖流・黒潮の離岸が重なって、サンゴの85%以上が死滅した。私(隊長)は今年10月、白浜町沖での調査に同行。死滅したサンゴの近くの隙間に小さなサンゴが十数個確認され、群生地復活への兆しを感じた。【隊長、山本芳博】
調査は海洋環境の保護活動をしている民間団体「コーラル・ネットワーク」(川崎市)とNPO法人「自然体験学習支援センター」(和歌山市)が共同で実施した。海底に100メートルの直線(基準ライン)をメジャーで引いて、その範囲にサンゴがどれだけあるかの割合や魚類などを数える。毎年実施することで経年の変化を記録している。
こうした調査は県内では串本町で2000年に始まった。04年には田辺市沖の沖島、10年には白浜町沖の四双島でも調査がされている。
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