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漢字で「真鴨」。その名にふさわしく国内だけでも50種近く確認されているカモ類の中で、見分けやすさ、見られる場所の近さ、食材としての認知度などはずば抜けてトップクラスの野鳥だと思われます。北半球にも広く分布しており、フランスやイタリアではマガモを描いたラベルのお酒が造られているところもあります。猟師界隈(かいわい)では青首と呼ばれており、狩猟鳥の中でも美味とされ、私も以前、丸のままの青首を1羽頂き、羽をむしるところから調理をしたこともあります。
日本では主に冬鳥として飛来し、南部町にも寒さが厳しくなると法勝寺川やため池などで姿を見せ始めます。冬羽の雄の姿は大変美しく見応えがありますが、雌の模様は他の種類のカモとそっくりで、慣れないとみんな同じに見えてしまいます。ちなみに、雄の繁殖期以外の姿も雌に似ているので、青首として分かりやすいのは婚活シーズン限定です。
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