安倍首相とサウジ皇太子会談 民族衣装まとい 打ち解けた雰囲気演出

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 サウジアラビア北西部のウラー近郊で12日夜(日本時間13日未明)に行われた安倍晋三首相とムハンマド皇太子の会談では、中東地域の緊張緩和や航行の安全確保に向けて両国が連携していくことを確認した。首相はイスラム教シーア派の大国・イランと激しく対立するスンニ派の盟主・サウジの実力者と関係を深め情勢の安定化に結び付けたい考え。今後の動向が焦点となる。【ウラー成沢健一】

 首都リヤドから約1000キロ離れ、切り立った巨岩が独特の景観を織り成すウラー近郊で、ムハンマド皇太子は安倍首相らを出迎えた。打ち解けた雰囲気の中で会談したいとの皇太子の強い意向を踏まえたもので、皇太子は「ウラーに初めて迎えた首脳である安倍首相を心から歓迎する」と語りかけた。首相はサウジ側が用意した伝統的な民族衣装を羽織って会談に臨み「生涯印象に残る空間で皇太子とお目にかかれるのは大変にうれしい」…

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