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岩手・高田松原 津波被害伝え、復興の歩み体感も

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奇跡の一本松
奇跡の一本松

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 昨年の台風被害から立ち直った千葉県鋸南町の道の駅「保田小学校」に続き、9年前の東日本大震災で被災した施設を再建して新たなスタートを切った岩手県陸前高田市の「高田松原」を紹介します。

 1993年4月に全国で初めて道の駅に指定された103駅の一つとして開業。駅名になっている近くの高田松原は、7万本のクロマツやアカマツが茂る白砂青松の浜でしたが、大地震による津波で流されました。道の駅も建物が全壊し、長らく休業を余儀なくされていましたが、来春の開業を目指して整備が進む「高田松原津波復興祈念公園」の構成施設として昨年9月に先行オープンしました。

 東京ドーム30個分(約130ヘクタール)の広大な公園内には、震災遺構として、津波に耐えた「奇跡の一本松」▽その背後に建つ「陸前高田ユースホステル」▽市立気仙中学校▽かつての道の駅「タピック45」の建物▽4階まで浸水した5階建て「下宿(しもじゅく)定住促進住宅」――が保存され、いずれも道の駅から歩いて回ることができます。隣接する東日本大震災津波伝承館では、実際に被災した車や当時の詳細な映像などを見…

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