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雨の季節、備えは 台風19号の教訓、集中豪雨の対策 自治体の取り組み /福島

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昨年の台風19号による洪水で逢瀬川から越水し、梅田ポンプ場(左奥)が浸水した=福島県郡山市で2020年6月、笹子靖撮影
昨年の台風19号による洪水で逢瀬川から越水し、梅田ポンプ場(左奥)が浸水した=福島県郡山市で2020年6月、笹子靖撮影

 東北地方は梅雨入りし、本格的な雨のシーズンを迎えた。昨年10月の台風19号のような台風被害のほか、近年は短時間に降る集中豪雨(ゲリラ豪雨)への対策も課題になっている。自治体はそれぞれの教訓を生かしながら備えを固めている。【笹子靖、渡部直樹】

市中心部に貯留施設

 郡山市は台風19号による阿武隈川などの氾濫で、約2万1300世帯が浸水して6人が死亡した。約250社が立地する郡山中央工業団地が被災し、小学校やごみ処理施設が一時使えなくなるなど、影響が続いている。

 水害に備えるための設備も影響を受けた。市内6カ所に雨水ポンプ場を設けて市街地にたまる水を河川へ強制排水してきた。台風19号で、このうち梅田、水門町の2カ所のポンプ場が阿武隈川支流の逢瀬川、谷田川の越水によって浸水し、停止した。現在、2カ所ともほぼ復旧している。

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