台風10号、宮崎で不明者捜索続く 九州なお停電7万戸

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 台風10号で土砂崩れが発生し4人が安否不明となっている宮崎県椎葉村(しいばそん)の現場で8日朝、地元消防や県警などによる捜索が再開された。台風通過から一夜明け、被災地以外では日常を取り戻しつつあるが、九州全体で依然7万戸超が停電し、JRも一部で運休が続いている。

 宮崎県によると、椎葉村下福良(しもふくら)で6日夜、村道沿いの山の斜面が崩れ、建設会社「相生組」の事務所と隣接する住宅が流された。経営者の70代の男性は自力で脱出したが、60代の妻と30代の長男、いずれも20代のベトナム人男性技能実習生2人の安否が分かっていない。

 現地は8日、朝から快晴で、消防隊員が重機数台を使い、山肌にしみ込んだ水が流れ出る中、午前7時ごろから土砂やがれき、倒木などの除去を再開。宮崎県警の警察官らが大阪府警の応援も得て本格的に捜索を始めた。

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