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JR岐阜駅の北側に広がり戦後「日本一の繊維問屋街」として栄えた岐阜市問屋町は現在、昼間もシャッターの閉まった店が目立つ。2017年に「Tonya EXPO実行委員会」を設立した林伸将さん(38)は8月25日、空き店舗にカフェをオープンした。「誇りある町の歴史が途絶えるのを防ぎつつ、地域が誇りを抱く町にしたい」と話す。【熊谷佐和子】
祖父が最近まで問屋町で紳士服屋を営んでいた。岐阜市内の高校に通っていた00年ごろまで、年2回あった繊維問屋街のセールを手伝った。当時にぎわっていた町の記憶が脳裏に残る。14年に起業したコンサートグッズ製作会社の本社は、問屋町に構えた。祖父も店を構えていた思い入れのある地。「この場所でずっとやっていきたい」と思った。
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