私立中入試、静かにスタート

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 近畿2府4県では16日、私立中学校の入試が一斉にスタートした。各校は新型コロナウイルスの感染防止策に追われ、グループ面接を中止する動きがあるほか、受験シーズンの風物詩になっている塾関係者の「激励」も自粛が目立つ。緊急事態宣言が出された大阪府では56校で実施され、志望校の合格を目指す小学6年生がマスク姿で試験に臨んだ。

 四天王寺中(大阪市天王寺区)はこの日朝、校門前で検温を実施。受験生らは発熱がないことを示す「検温確認テープ」を手首に巻いてもらうと、緊張した表情で校内に向かった。受験する大阪市港区の女子児童(12)は「今日を迎えられて少しほっとしている。勉強の成果を発揮できるよう頑張りたい」と意気込んでいた。

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