羽世保スウィングボーイズ 魅する華丸

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和太鼓の演奏を披露する博多華丸(左)と斉藤優=博多座提供
和太鼓の演奏を披露する博多華丸(左)と斉藤優=博多座提供

 <土曜カルチャー>

 博多座で上演中の新作オリジナル舞台「羽世保(はせぼ)スウィングボーイズ」(G2作・演出)は、九州の港町に生きる人々の物語。主演の博多華丸(福岡市出身)が大車輪の活躍を見せている。

 舞台は長崎県佐世保市を連想させる架空の都市・羽世保。経営不振から、吸収合併の話が持ち上がった「羽世保造船」で働く溶接技師、五代剛(華丸)はジャズバーで出会った謎の男性と話し、会社を救うアイデアを思いつく。

 本作では、困難に直面しながらも、前を向き、道を切り開こうと奮闘する造船マンたちの姿が感動的に描かれる。時代設定は現代ながら、和太鼓とタップダンスが重要な意味を持ち、昭和の郷愁を感じさせる娯楽作に仕上がった。特に、さまざまな謎が鮮やかに解き明かされていく後半の出来がいい。

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