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トヨタの障害者雇用 ともに働くことに意義=山田奈緒(デジタル報道センター)

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トヨタ自動車本社工場では、知的障害者や精神障害者が作業できる環境が整えられている=愛知県豊田市で2021年9月、兵藤公治撮影
トヨタ自動車本社工場では、知的障害者や精神障害者が作業できる環境が整えられている=愛知県豊田市で2021年9月、兵藤公治撮影

 トヨタ自動車で進む障害者雇用の取り組みを追った「障害者と挑む トヨタ変革の舞台裏」を2021年12月、ウェブと紙面で連載した。伝えたかったのは、障害者雇用が社会を変える可能性だ。障害者をともに働く仲間として迎え入れるのか、不要だと考えるのか。企業の経営理念はそれぞれだが、もし不要と考えるなら、とてももったいないことだと気付いてほしい。

 19年秋、「働く障害者」と「働く場所」をセットで企業に提供する障害者雇用の「代行ビジネス」が広がる現状を記事にした。障害者雇用促進法が定める雇用率(企業は2・3%)を満たしたい企業が利用する。障害者を受け入れる環境を整えなくても、数字上は法令順守の姿勢を示すことができる。雇用率は事実上「売買」されているのだ。

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