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国の重要有形民俗文化財に指定された秩父夜祭の屋台の一つ、下郷笠鉾(したごうかさほこ)の長胴太鼓が、東京・浅草の著名な太鼓師、石垣孫市直正の作だったとわかった。1893(明治26)年に購入されたことも判明。現存が確認された直正作の太鼓は希少で、研究者は関東の広範な地域で愛用されたことを伝える貴重な発見と指摘する。【山田研】
「大胴(おおどう)」と呼ばれる下郷の太鼓は直径2尺(60センチ)。新型コロナウイルス感染拡大前は毎年12月3日の秩父神社(秩父市)例大祭の巡行で、笠鉾の「土台」と呼ばれる下部の前方に据え、激しく「はたく(たたく)」音が祭りを盛り上げた。
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