- ポスト
- みんなのポストを見る
- シェア
- ブックマーク
- 保存
- メール
- リンク
- 印刷
首相の姿勢そのもの VISION! for Transgender代表 岩井紀穂氏
荒井首相秘書官の発言は、岸田首相の(家族観や価値観、社会が変わる課題だという)国会答弁からの流れで、首相の姿勢そのものだと受け止めた。荒井氏の更迭で済ませず、首相の責任が問われるべきだ。差別は人権問題だと認識しない人にトップは務まらない。LGBTQに力を貸してくれる政治家は存在するが、人権を尊重できず、古い考えで政治をやる人はもう日本にいらない。
世界で初めて同性婚を導入したオランダでは、人権意識が国民に根付いており、同性婚の法制化に反対する意見はあまりなかった。差別は思いやりと優しさで解決するものではない。憲法にうたわれている基本的人権を尊重すべきだ。首相は人権について学び直し、自戒の念を込め、性的少数者への差別的扱いを禁止する「LGBTQ差別禁止法」制定を主導すべきだ。同性婚についても具体的な議論を国会で行い、法制化し、婚姻の平等を実…
この記事は有料記事です。
残り393文字(全文809文字)