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戦後の現代演劇界を代表する俳優で、劇団民芸代表の奈良岡朋子(ならおか・ともこ)さんが23日、肺炎のため死去した。93歳。葬儀は近親者で営んだ。喪主はめいで劇団民芸の演出家、丹野郁弓(たんの・いくみ)さん。
1929年東京生まれ。父は洋画家の奈良岡正夫。48年に民衆芸術劇場(第一次民芸)の研究生となり、50年には劇団民芸設立に研究生として参加した。
りんとした口跡、知的なたたずまいで創作劇、翻訳劇の舞台で存在感を放ち、代表作も、木下順二作「山脈」のよし江▽チェーホフ作「かもめ」のニーナ、マーシャ▽ウィリアムズ作「ガラスの動物園」のローラ▽チェーホフ作「桜の園」のラネーフスカヤ――など多数。
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