旭川中2凍死 市が「いじめ防止条例案」提示 市長権限で勧告も

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北海道旭川市役所=2020年12月10日、渡部宏人撮影
北海道旭川市役所=2020年12月10日、渡部宏人撮影

 北海道旭川市で2021年3月、中学2年の広瀬爽彩(さあや)さん(当時14歳)が凍死した状態で見つかった問題を受け、市総合教育会議が8日開かれ、新設するいじめ防止対策推進条例案が示された。6月の市議会の議決を経て7月施行を目指す。

 同条例案は、いじめを「生命や身体に重大な危険を生じさせるおそれがある社会全体に関する問題」と位置づけ、市、学校、保護者などが一体となって、いじめ問題を克服する理念を掲げている。

 さらに広瀬さんの遺族から要望があった「被害者に寄り添う」との文言を、被害者支援の項目に盛り込んだ。市長の権限として、いじめを受けた児童・生徒を救済するため、学校や市教委に勧告する是正措置を具体的に3項目列挙した。

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