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沖縄本島北部の北西約9キロの離島・伊江島(沖縄県伊江村)。米軍補助飛行場が面積の35%を占める島では、垂直離着陸輸送機オスプレイに続き、昨年12月からは最新鋭ステルス戦闘機F35Bの離着陸訓練が始まった。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)がより島に近い名護市辺野古に移設され、基地機能が強化されれば、さらなる訓練の増大を招かないか。島民は辺野古移設の是非を問う24日の県民投票で難しい選択を迫られている。
「F35Bの訓練が再開したらまた牛の流産が心配になる」。島西部にある米軍補助飛行場(約800ヘクタール)のフェンスから約600メートルで畜産業を営む小橋川嘉保(こばしかわ・よしやす)さん(60)は、牛舎に1頭だけ残った妊娠中の雌牛をじっと見つめた。
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