名護市長選告示

基地反対か経済振興か 移設に揺れる市民

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護岸(N5)の工事が進む米軍キャンプ・シュワブの辺野古沿岸部=沖縄県名護市で2018年1月27日午後1時19分、本社機「希望」から野田武撮影
護岸(N5)の工事が進む米軍キャンプ・シュワブの辺野古沿岸部=沖縄県名護市で2018年1月27日午後1時19分、本社機「希望」から野田武撮影

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設工事が進む沖縄県名護市で28日告示された市長選。移設に反対か、経済の振興か--。一騎打ちとなった現職と新人の訴えはかみ合わないまま、本格的な選挙戦を迎えた。日米両政府が普天間飛行場の返還に合意し、同市の辺野古が移設先に浮上して約20年。移設問題に揺れ続けてきた街で、またも市民を二分する戦いが始まった。

 「翁長(雄志)知事が誕生し、名護市と一緒に政府の圧力にも屈せず、頑張ってきた。この流れを絶やしてはいけない」。3選を目指す現職の稲嶺進氏(72)が後援会事務所前で第一声を上げると、支持者から大きな拍手が湧いた。

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