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学校法人芝浦工業大は5月21日、東京都江東区豊洲6に4月に移転した付属中学・高校内に「しばうら鉄道工学ギャラリー」をオープンさせる。
付属中学・高校は、戦前の1922年に鉄道省が設置した東京鉄道中学の流れを組んでいて、90年を超える歴史を誇る。その歴史を大切にし、鉄道を通して広く工学の魅力を発信するため、大学の図書館へ寄贈された貴重なコレクションを基に常時1900点を展示し、生徒だけでなく地域住民にも公開する。
ギャラリーの広さは104平方メートル。模擬運転台を利用したNゲージ操作体験コーナーや各種歴代の切符コレクション、車両部品や駅備品、記念乗車券などを陳列した。加えて、1990年代以降の鉄道関係雑誌など約1400冊を、115系普通車と485系特急グリーン車の車両シートを移設した読書スペースで自由に読むことができる。
同大は「小規模ながら個性的なギャラリーを目指す」と話している。開設日は午前10時から、コレクションとギャラリーの解説などのオープニングイベントを開催する。今後は定期的な展示品の入れ替えや公開講座なども予定している。入場無料。開館は火曜~土曜の午前10時~午後4時(午後0時半~1時半はお昼休み)。詳細はウェブで。