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セネガルの子どもたちにレスリング用品を スポーツ研究所主催の教室が寄贈

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日本大使館での贈呈式に、教え子(中央の2人)とともに出席した魚住さん(右端) 拡大
日本大使館での贈呈式に、教え子(中央の2人)とともに出席した魚住さん(右端)
寄贈されたウエアやシューズ 拡大
寄贈されたウエアやシューズ
ウエアとシューズを身につけ、ファイティングポーズもばっちり 拡大
ウエアとシューズを身につけ、ファイティングポーズもばっちり

 専修大学スポーツ研究所(川崎市多摩区)が主催する小中学生対象のレスリング教室「TEAM BISON'S by SENSHU-UNIV.」(川崎市多摩区)がこのほど、レスリング用のウエアやシューズを、西アフリカのセネガルの子どもたちに寄贈した。

 寄贈のきっかけとなったのは、昨年度経済学部を卒業した魚住彰吾さんの呼びかけだ。同大レスリング部の主将として国内外の大会で活躍した魚住さんは「レスリングを通じて国際協力したい」と青年海外協力隊員の道を選択。セネガルに赴任し、約40人の少年少女に週2回レスリングを教えている。

 現地の教室にはフランスの支援によるマットやトレーニング器具があるものの、子どもたちはスポーツウエアもなく、裸足で練習に励んでいる。「ウエアや靴をそろえてあげたい」と、魚住さんはレスリング部時代の恩師、佐藤満ヘッドコーチ(経営学部教授)に相談した。

 話を聞いたOBの一人、木村元彦さんは、同大教務課職員として勤務しながら「TEAM BISON'S」で約70人の子供たちを指導している。さっそく生徒の保護者にも協力を依頼したところ、たくさんのウエアや靴が届けられた。現役レスリング部員や卒業生からの寄付と合わせ、新品を含む約150点のレスリング用品を集めることができた。

 現地への寄付は、2020年の東京五輪・パラリンピックに向け、外務省を中心に展開中の国際貢献事業「スポーツ・フォー・トゥモロー」の一環として実施された。セネガルの日本大使館で行われた贈呈式に出席した魚住さんは、「専修大学の強い絆に誇りを感じました。これで子どもたちが良い環境で練習できます」と、指導への意欲を新たにしていた。

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