福岡県宮若市の笠松小学校で7日、トヨタ自動車九州陸上部の選手によるランニング教室が開かれました。小学校統合で今月末で閉校する笠松小の子どもたちの思い出づくりにと、同社が初めて開きました。
陸上部は元日のニューイヤー駅伝で3位になった強豪です。教室には、森下広一監督と選手13人が参加し、バルセロナ・オリンピックのマラソン銀メダリストの森下監督が「まっすぐな姿勢で腕を前後に振る」と走り方の基本を伝授しました。
選手と一緒に走った子どもたちは「走るのが苦手だったけど、教えてもらい軽く走ることができた」などと大喜び。昨年11月の校内マラソン大会で優勝した6年、春田竣哉さんは箱根駅伝出場が夢といい「憧れの選手たちと一緒に走ることができて、いい経験になった」と笑顔でした。今井正人選手は「学校に一体感があり、気持ちよく走らせてもらいました」と話していました。【武内靖広】