サウジアラビア人のジャマル・カショギ記者(59)=写真・AP=が今月2日に、トルコのイスタンブールにあるサウジアラビア総領事館を訪れたまま、行方不明になっています。トルコの捜査機関は15日、総領事館を調べました。世界中から心配の声が上がっています。
カショギ記者はアメリカ在住で、これまでアメリカの新聞で、サウジアラビア政府の批判をしていました。サウジアラビアのムハンマド皇太子が進めるイエメン内戦への軍事介入を追及していたため、事件には皇太子が関係しているのでは、との声もありますが、サルマン国王は否定しています。アメリカのトランプ大統領も「心配している」と話しています。
カショギ記者は以前、国際テロ組織アルカイダの指導者にインタビューをするなど、国際的に活躍しています。