和歌山・有田

過疎化が進む漁村 草の根交流で移住増

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湯浅湾に面した急勾配の土地に家々が並ぶ矢堰地区=和歌山県有田市提供
湯浅湾に面した急勾配の土地に家々が並ぶ矢堰地区=和歌山県有田市提供

 湯浅湾に面した和歌山県有田市西部の矢櫃(やびつ)地区。他の地区とは山で隔てられた漁村で、市内の中でも高齢化と人口減少が特に著しい。「過疎集落の先行例」とも言える土地で、コミュニティーを維持しようと市や住民がそれぞれ移住者の呼び込みを進めている。取り組みから3年がたち、成果と課題が浮かんでいる。【木原真希】

 矢櫃地区は紀伊水道に突き出した地形の突端近くにあり、きつい斜面に家屋が軒を連ねる。住民の多くは漁業で生計を立て、かつては釣り客やミカン狩りを楽しむ観光客らでにぎわった。

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