個人被ばく線量論文、同意ないデータ使用か 東大が予備調査

  • ブックマーク
  • 保存
  • メール
  • 印刷
早野龍五氏=2016年2月8日、青野由利撮影
早野龍五氏=2016年2月8日、青野由利撮影

 東京電力福島第1原発事故後に測定された福島県伊達市の住民の個人被ばく線量のデータを基に、早野龍五・東京大名誉教授らが英科学誌に発表した2本の論文について、東大は27日、「本人の同意のないデータが使われている」などとする住民からの申し立てを受けて予備調査を始めたことを明らかにした。

 個人線量は、同市が2011~15年ごろ、「ガラスバッジ」と呼ばれる線量計を住民に配布して測定。論文では、市の人口の約9割にあたる約5万9000人分…

この記事は有料記事です。

残り324文字(全文539文字)

あわせて読みたい

アクセスランキング

現在
昨日
SNS

スポニチのアクセスランキング

現在
昨日
1カ月