視覚障害者「頭の中の地図」描き直す日々 ストレス多い避難生活 西日本豪雨
毎日新聞
2019/6/25 13:00(最終更新 6/25 13:00)
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視覚障害のある山崎克枝さん(48)は、昨年7月の西日本豪雨で、岡山県倉敷市真備町地区の自宅が水にのみ込まれ、約1カ月間、避難所となった小学校の理科室で生活した。トイレなどの場所の把握が難しく、強いストレスにさらされたという。「視覚障害者にとって生活環境の変化がいかに大変か、理解してほしい」と訴える。
「道筋を覚えたから、バス停までは1人で歩けるようになりました」。水田が点在する住宅街で、白いつえを手に笑みを浮かべた。避難所を出て、市内の「みなし仮設住宅」で暮らし始めて約10カ月。現在は、道を覚えるため月3回、歩行訓練士に付き添ってもらい周囲を歩き回っている。「地形を体と頭にたたき込まないと」
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