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「対策先送り」検察官役→←旧経営陣「試算信頼性なし」
東京電力福島第1原発事故を巡り、業務上過失致死傷罪で強制起訴された東電の勝俣恒久元会長(79)、武黒一郎元副社長(73)、武藤栄元副社長(69)の旧経営陣3人に対し、東京地裁(永渕健一裁判長)は19日、判決を言い渡す。津波による事故が予見できたかどうかが最大の争点。公判では、「対策を先送りした」とする検察官役の指定弁護士と、「津波の試算に信頼性はなかった」とする3被告が全面対決してきた。【巽賢司、蒔田備憲】
「津波による事故を予見するのは当時は不可能でした」(2017年6月30日、初公判で、勝俣元会長)
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