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公文書は誰のために

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 皇居に近い国立公文書館であの2文字を見ることができる。

 「新しい元号は令和であります」。今年4月1日、菅義偉官房長官が掲げた墨書のレプリカだ。

 公文書館は国の行政機関などから移管を受けて歴史上重要な公文書を保存し、国民に公開する役割を担う。だが私たちはレプリカを目にしても「令和」はおろか、30年前に「平成」がどのように決まったのか知ることができない。

 法律によると、公文書は最長でも30年保存された後、国立公文書館に移され、原則公開される。「平成」の経緯は遅くとも今年公開されるはずだった。しかし、政府は無理な理屈をつけて時期を2044年以降に延ばした。

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