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毎日新聞朝刊に毎週水曜に掲載している記者コラム。2024年3月からは赤間清広・専門記者が担当します。

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看板あれど全体像なし=古賀攻

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 国会に出るのが好きではない総理大臣が「国会では政策論争以外の話に多くの審議時間が割かれてしまっていることを、国民の皆様に申し訳なく思っています」と話していた(12月13日)。

 反省を口にしながらも、実際は桜やモリカケの話は無駄だとあてこすっているように聞こえる。

 では安倍晋三首相は何について議論したいと思っているのか。与野党間の論争に値する体系的な政策を持っているのであれば、ぜひそれを見せていただきたい。

 ベテランの政治家から、戦後日本の転換点となった出来事の一覧表を前にして「この中で一番インパクトが大きいのはどれだと思う?」と聞かれたことがある。

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