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大学「全面再開」わずか2割 足りぬ教室、実験や実習は感染リスクと向き合い模索

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校舎入り口にあるサーモグラフィーで検温をする桜美林大の学生=東京都町田市の同大キャンパスで2020年9月18日、玉城達郎撮影
校舎入り口にあるサーモグラフィーで検温をする桜美林大の学生=東京都町田市の同大キャンパスで2020年9月18日、玉城達郎撮影

 大学では9月以降、後期授業が始まっているが、文部科学省の調査では、「対面」授業を全面再開するのはわずか2割にとどまる。新型コロナウイルスの影響が依然として色濃く続いているのはなぜなのか。その事情や課題を探った。

 小中学校や高校は6月以降、授業が通常通り再開されている。大学は何が違うのか。まず、学生数が多いため感染防止策で座席の間隔を空けようとすると教室の数が足りなくなるという事情がある。

 中央大(東京都)は後期も原則オンライン授業を続け、対面授業は実験や演習科目など一部にとどまる。「大学への入構には検温やマスク着用、手洗い励行など策を講じられるが、教室の定員を50%以下に抑えることも必要と考えると教室数が不足し、実施できる対面授業は絞られる」と担当者は説明する。大阪大は対面授業の定員を通常の3分の2に減らすが「人数が多い授業は部屋が足りなくなるので引き続きオンラインを予定している…

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