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大学界に岐路 広告なしユニホーム

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「明大サッカーマネジメント」の設立記者会見に出席した栗田大輔監督(左端)ら=東京都千代田区で2020年12月‎22日、丸山仁見撮影
「明大サッカーマネジメント」の設立記者会見に出席した栗田大輔監督(左端)ら=東京都千代田区で2020年12月‎22日、丸山仁見撮影

 箱根駅伝やアメリカンフットボールなど大学スポーツ界にユニホーム広告が浸透してきた中、先駆けとなったサッカーでは広告を外す大学が現れてきた。学生の経済負担軽減を目指していたものだが、なぜこうした動きが出てきたのか。

 2016年から3年間、明大の紫紺のユニホームには企業のロゴが躍っていたが、19年以降はユニホームスポンサー契約を結んでいない。15年からチームを率いる栗田大輔監督(51)は「大学サッカーは、人気コンテンツでも集客が見込めるパワーコンテンツでもない。企業に対し、何ができるかを考えた時、まだ実力が追い付いていないと感じた」と当時の理由を語る。

 一方、「気持ちのある若者が(部に)入りやすい環境を作りたい。学生の負担を減らし、指導者の生活基盤も整えたい」(栗田監督)と経済的な支援は欠かせない。その解決策として20年8月に誕生したのが、明大サッカー部をサポートする一般社団法人「明大サッカーマネジメント」だ。栗田監督ら部の関係者らが理事に名を連ね、部員の負担軽減や環境面の向上を目指し、スポンサーとの契約、OB選手のマネジメントやセカンドキャリ…

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