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「辻井京雲 書の世界~詩歌と戯れて~」(16日まで、札幌・北海道立文学館)は、詩文書作品に焦点を当てた没後初めての回顧展。北の大地に身を置いた書人が「言葉を得る」過程から「何を書くのか」という「現代の書」の本質について考えさせてくれるのではないか。
辻井京雲さんは1944年、北海道雨竜町生まれ。金子鷗亭に師事。北海道教育大学教授、毎日書道会評議員、創玄書道会常任参与を歴任。ロンドン大学で教えるなど国際的に活躍。「書道研究 書圏」を設立するなど後進の育成にも尽くした。2019年、死去。
出品作の一点一点が言葉との真剣な格闘を刻んでいる。意味の奥底へと精神の歩みを進め、情理を尽くして筆を運んでいる。
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