大和三山、個別資産に 「飛鳥・藤原」推薦書案 世界遺産登録目指し /奈良

森のすぐ上に見える(右から)耳成山、畝傍山、香具山の「大和三山」。背景は大阪府県境の金剛山地=2023年8月18日午前9時43分、皆木成実撮影
森のすぐ上に見える(右から)耳成山、畝傍山、香具山の「大和三山」。背景は大阪府県境の金剛山地=2023年8月18日午前9時43分、皆木成実撮影

 世界遺産を目指す「飛鳥・藤原の宮都とその関連資産群」の構成資産「大和三山」について、世界遺産「飛鳥・藤原」登録推進協議会は、三つの山それぞれを個別資産とした推薦書素案を国に再提出する方針を決めた。国の名勝には「大和三山」で一括指定されているが、政府が2022年に提出した「佐渡島の金山」(新潟)の推薦書が書類不備を指摘されるなど国連教育科学文化機関(ユネスコ)の審査が厳格化していることに対応した。

 「飛鳥・藤原」は、07年に国内推薦候補の暫定リストに入ったが、23年7月の文化審議会でも国内最終候補とならなかった。このため、県や橿原、桜井両市と明日香村でつくる推進協は登録目標を26年に1年延期し、各資産保護の取り組みを強化するなどして、24年中に推薦書の素案を国に再提出する。

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