狂言方和泉流の小笠原由祠が「おがさわら乃會」 よみがえらせる「黎明期の猿楽」

能楽狂言方和泉流の小笠原由祠=2024年6月24日午前10時42分、広瀬登撮影
能楽狂言方和泉流の小笠原由祠=2024年6月24日午前10時42分、広瀬登撮影

 能楽狂言方和泉流の小笠原由祠(ただし)が25日、国立能楽堂(東京・千駄ケ谷)で、第1回「おがさわら乃會」を開く。平安時代に庶民の間で栄えた芸能と向き合い、創作した2作品を披露。能楽の源流を探る。

 「狂言はどうして生まれたのだろう」「狂言とは何なのだろう」

 入門以来、小笠原はずっと、この疑問に取り組んできたという。「今でこそ、狂言は様式性を持った高尚な芸になっているが、発生当初は(イタリアの)コメディアデラルテと同じように、客の反応を見ながら即興で演じていた」と話す。公演では、「失われてしまったプリ…

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