信玄の「家臣団辞典」 700ページで2万円、重版しても完売間近

3刷が決まった武田氏家臣団人名辞典=山梨県甲斐市で2021年7月2日午後3時42分、田辺佑介撮影
3刷が決まった武田氏家臣団人名辞典=山梨県甲斐市で2021年7月2日午後3時42分、田辺佑介撮影

 6月10日に6年ぶりに重版された「武田氏家臣団人名辞典」(東京堂出版)の売れ行きが好調だ。重版された300部は1カ月でほぼ完売状態となり、さらに300部が増刷された。A5判712ページに戦国武将・武田信玄の家臣ら約2500人を収めた労作だが、価格は税込み1万9800円。気軽に購入できる値段ではないが、なぜこれほど売れているのか。【田辺佑介】

 山梨県甲斐市の書店「敷島書房」では初版の20冊が完売し、客から問い合わせを受けても入手できない状態が続いていた。6月に重版が決まり10冊を仕入れたが、すでに1冊を残すのみだ。店主の一條宣好さん(49)は「地元の歴史ファンは熱心な人が多く、地域にゆかりのある人物も多数収録されているので読み物としても面白い。初版では買うのをためらっていた人も今回はすぐに購入した」と話す。

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