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「街の上で」広がる再上映 「普遍的な人の関わり」に共感 コロナ禍に翻弄された公開から3年

インタビューに応じた今泉力哉監督(右)と俳優の穂志もえか=イハフィルムズ提供
インタビューに応じた今泉力哉監督(右)と俳優の穂志もえか=イハフィルムズ提供

 東京・下北沢で暮らす若い男女の群像劇「街の上で」(今泉力哉監督)が2021年の公開から3年を経て再上映され、観客動員を伸ばしている。製作費もスタッフ数も小規模。配信で見ることもできる作品がなぜ映画館に人を集めるのか。記者は7月、連日多くの観客でにぎわう東京・新宿の映画館「テアトル新宿」で、今泉監督とメインキャストの穂志もえからに話を聞き、背景を探った。

 「当初はコアな映画好きに気に入ってもらえるようにと思っていた」という穂志。「最近は会う人みんなに『街の上で』が最高と言われる。配信もあって、知らないうちに作品が育ち、広く愛された気がする」と話す。一方、今泉監督は「知らない人と肩を並べてクスクス笑い声が起こる映画館という特別な空間に、この作品は合っているのかも」と推測する。

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